ボクスターEV 順調に開発進む

ポルシェ

いよいよ開発も大詰めか

ポルシェの電動化がいよいよ本格化しているようです。

1月にBEVとして生まれ変わった「マカン」に続き、2ドアオープンカー「ボクスター」も2024年内にもデビューが見込まれています。

プロトタイプ車両はダミーコンポーネントを取り去り、市販時の姿が少し予想できるようになりました。

フロントエンドでは、クワッドLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備。同社の新しいマトリックスLEDランプユニットが装備されている可能性があり、昨年末に発表されたこの技術は最大600メートル先まで光線を照射することができるとのこと。

今までは特徴的なサイド造形だったが…

側面はサイドシルからリアフェンダーにかけてカモフラージュされており、ボクスター伝統のサイドインテークが存在するか否かは隠れていて分かりません。

従来のガソリン版ボクスターはミッドシップレイアウトをとっていたため、エンジンの冷却のためのサイドインテークが設けられていました。

ただEVになると必要が無くなるわけですが、デザインアイコンとして何らかの意匠が残される可能性もありますね。

リアの小変更

リアセクションはかなり厚みが感じられ、筋肉質な印象。スリムなLEDテールランプはかなりハイマウントとなり、ダミーのマフラーが削除されています。

駆動方式には大きな変更がある?

基本はシングルモーターを搭載する後輪駆動ですが、よりハイパワーなグレードではデュアルモーターとなり、ボクスターとして初となる全輪駆動が登場するかも。

最新情報によると、少なくとも400馬力を超えるものになり、グレードによってバッテリーサイズを選ぶこともできるようです。

「ボクスターEVはガソリン版と並行して販売される」と言われているので「ボクスターEV」は現行ラインナップのひとつのグレードとして販売されるのでしょうか。

そう考えるとボクスターEVがガソリン版と近い印象を与えることにも納得がゆきますが、やはりヘッドライトやテールランプのデザインが変わったりリアフェンダーにインテークがないなど細かいところには「EV世代」ならではのディティールが与えられるでしょうね。

懸念としてはEV化によってそのキャラクターがより難しくなってしまう

ただEV化による車両重量の増加は避けられず、「ミッドシップ・ライトウェイトスポーツ」というボクスター/ケイマンの大きな特徴を失うことになります。

また、ポルシェは911とボクスター/ケイマンのヒエラルキーを性能上ハッキリ示すことで知られていますが、加速力においては明らかに内燃機関よりもEVが勝るため、その辺りをどう仕上げて販売するのか気になるところです。

参照:Response https://response.jp/article/2024/02/11/379281.html

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