やはりこのタイミングでバッテリーを積んできた
さて先日、前々から噂されていた新型911のマイナーチェンジを今夏に予定しているとポルシェが公式に発表。
最大のトピックスはパワートレインの変更で、一部のグレードはHVモデルを用意するとのこと。
マカンやケイマン・ボクスターのEV化もあり、「いずれは911も」と噂されていましたが、とうとう公式に発表されましたね。
公式コメントでは、「ウルトラスポーティなハイブリッド」「911をさらに速く、より効率的にする」、「911モデルラインの厳選された派生モデル」に適用されると述べられています。
どんな車に仕上げられる?
現時点で具体的な情報はありませんが上記のコメントから、カイエンやパナメーラに採用される既存の「効率重視型」ではなく、「スポーツパフォーマンス重視型」のHVシステムを搭載されると思われます。
つまりレーシングカーの919ハイブリットや963からのHV技術のフィードバックを受け、後輪は従来の6気筒ターボエンジン、前輪は電気モーターを駆動する「4WD」とも噂されています。
また、「急速な充放電特性に特化した」小型軽量リチウムイオンバッテリーをリアシート後方に搭載し、回生ブレーキ機能も備わる見込みですが、重量増加を回避するためPHEV化は見送られたもようです。
これが「新型911・GT2やGT2・RS」になるのでは、という噂もあるようです。
HV以外のグレードの主なマイナーチェンジ内容は?
開発車両のスパイショットや他のモデルから推測される次期型911の主な変更点ですが、
- 冷却性能の強化:可動式パーツとフロントバンパー中央部に大型エアダクトを設けて、フロントラジエーターとブレーキの冷却性能の強化を行う。
- ヘッドライトの変更:新型カイエンに採用された技術と同様、ヘッドライトは1ユニットあたり3万2000ピクセル以上のHDマトリックスLED機能を持ち、最大600m先の道路を照らすことができると期待されている。また、ウインカー(ターンシグナル)を統合した改良型ヘッドライト・アセンブリーに変更。
- リアエンドの変更:リアバンパー、ディフューザー、テールライトに新デザインを採用。
- インテリアのアップグレード:車載システムのアップグレードやデジタル・インストゥルメント・ディスプレイへの新しいグラフィックの採用。
が予想されています。
ポルシェの特に911に関しては、マイナーチェンジにも関わらず大きな変更を行うことが多いため、まだまだ驚かされる変更が待っているかもしれませんね。(そのため中古車価格なども、モデル毎に見事に異なる)
ただ、今年に発表されたとしても、納車開始時期は2026年になるというウワサも聞かれており、しかし「あと数ヶ月後にはすべてが明らかになる」ものと思われるため、続報を待ちたいと思います。
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